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ビタミン系栄養サプリメントのサプリメント

トコトリエノール

トコトリエノールとは
抗酸化作用の強いビタミンEには、トコフェノールとトコトリエノールがあります。

トコトリエノールには従来のビタミンEの数十倍ともいわれる強力な抗酸化力があり、「スーパービタミンE」とも呼ばれています。

トコトリエノールは、特にパーム油に豊富に含まれていますが、よく用いられる植物オイルにはほとんど含まれていないため、食品からよりもサプリメントでの摂取がいいかと思います。

ナイアシン(ビタミンB3)

ナイアシン(ビタミンB3)とは

ナイアシンは、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、 別名ニコチン酸ともいいます。

皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをするとともに、摂取した脂質、糖質をエネルギーに変える役目もあり、 体内で必要なエネルギーのうち、70%近くをナイアシンが作っていると言われているくらい重要なビタミンです。

 

パントテン酸(ビタミンB5)

パントテン酸(ビタミンB5)とは

パントテン酸は、水にとける水溶性ビタミンのひとつで、食べ物の中の脂質、糖質、 たんぱく質の代謝に関与して、エネルギーを作る働きをします。また、パントテン酸は、 皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きも担っています。

化学化合物に対する解毒作用があるとされていて、体内でストレスに対処するホルモンをつくる副腎の働きを助けるともいわれます。

パントテン酸の名前の由来は、「広くどこにでもある」という意味であるといわれています。 その言葉通り動植物食品に広く含まれています。

ビオチン(ビタミンH)

ビオチン(ビタミンH)とは

ビオチン(ビタミンH)は、水溶性ビタミンで、別名ビタミンHとも呼ばれます。

肪酸やコレステロールの代謝をしながらエネルギーを作り出す働きをして、血糖値の維持、髪や皮膚の維持、 貧血予防にも効果があると言われています。

また、ビオチンはアレルギーを引き起こすとされるヒスタミンを体外に排出する働きがあるとされ、 アトピー性皮膚炎にも効果があると注目を浴びています。

ビタミンA

■ ビタミンAとは

ビタミンAは、動物性の食べ物に多く含まれていて、脂に溶けやすいビタミンに分類されます。体の成長や目、 皮膚の健康に欠かせないビタミンで、免疫力を保つのにも欠かせないビタミンです

■ ビタミンAが不足すると
夜盲症(暗いところでものが見えにくくなる)、肌のかさつき、にきび、吹き出物、下痢、風邪をひきやすくなる

■ ビタミンAを多く摂取すると
頭痛、吐き気、胎児の異常発育

ビタミンB1

ビタミンB1とは

でんぷんなどの炭水化物を分解してエネルギーを取り出す際に必要なビタミンが『ビタミンB1』です。

ビタミンB1が含まれている食品は、豚肉、米ぬか、ゴマがあり、不足すると力がわかずに疲れやすくなります。また、 脚気になることもあるので、お酒を多量に飲む人は特に、吸収率が低下しますので、意識して摂取を心がけてしたほうが良いでしょう。

ビタミンB1は熱に弱いため、調理をするとかなりの量が消失してしまいます。

ビタミンB2

ビタミンB2とは

ビタミンB2は、体の成長を促進し、健康な皮膚、髪、つめを作る際に必要になるビタミンです。 また脂肪を分解してエネルギーに変える効果もあり、糖質の代謝にも関係しています。

また、ビタミンB2は、酸や熱に強い性質を持っていますが、強い光やアルカリによって破壊されるという特徴があります。

ビタミンB2が不足すると
口内炎、口角炎、目の充血、角膜炎

ビタミンB3

ビタミンB3とは

ビタミンB3とは、いわゆるナイアシンのことでいまは言わない言い方です。 炭水化物や脂肪を分解してエネルギーを取り出すビタミンです。(コレステロールと中性脂肪を減らす助けをする。)
また、アルコールや二日酔いの元になるアセトアルデヒドを分解しますので、お酒を飲む方はナイアシン不足に気をつけないと悪酔いします。

ビタミンB3が不足すると
ひどい皮膚炎、口臭、下痢、神経過敏、神経質、皮膚のトラブルなどが発症します

ビタミンB6

ビタミンB6とは

ビタミンB6とは、アミノ酸代謝に必要なビタミンで、食生活の欧米化に伴い、タンパク質の摂取が増えている現状では、 ビタミンB6は日本人にとって必要性が増しているビタミンの一つです。
ビタミンB6は、たんぱく質の代謝を促し、神経の働きを安定させます。(欠乏するとうつ病や、無気力、貧血の原因になります。) たんぱく質成分であるアミノ酸の合成や、たんぱく質の分解を促す酵素の補酵素としても働きます。

ビタミンB6が不足すると

ビタミンC

ビタミンCとは

ビタミンCは、美容のためのビタミンとして有名で、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつです。また、 ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持っています。

体の細胞を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのにかかわっています。また、 病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強める働きのほか、ホルモンをつくったり、鉄の吸収をよくしたり、シミ、そばかすの原因 (メラニン色素)を抑えたりもします。

ビタミンD

■ ビタミンDとは

ビタミンDは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつで、カルシウムやリンの吸収を促し、骨や歯にカルシウム、 リンを沈着させる働きをします。

また、ビタミンDの補給には、食べ物から摂取する(ビタミンD2)方法と、人間の皮膚内での自己生成(ビタミンD3) する方法があります。

自己生成は、紫外線により体内のプロビタミンDがビタミンDへ変換することで摂取することができます。


■ ビタミンDが不足すると
カルシウム不足によるくる病、骨そしょう症

ビタミンE

ビタミンEとは

ビタミンEは、がんを防ぎ老化を抑制することで有名な脂溶性ビタミンです。老化の原因と考えられて
いる過酸化脂質がつくられるのを妨げる働きがあります。

また、ビタミンEは妊娠・出産と関係が深く、特に妊娠期・授乳期には不足させないように注意することが必要です。

ビタミンCと一緒に摂取すると、ビタミンCがビタミンEの抗酸化作用を高めるのでなおがんや老化の抑制に効果があります。

ビタミンK

ビタミンKとは

ビタミンKは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつで、食べ物から摂取するビタミンKと、 体内の腸内細菌が合成したビタミンKの両方を利用しています。

ビタミンKは通常体内で血液が不必要に固まるのを防ぎ、出血時には血液を固めて止血するように、 うまくバランスをとる働きをしています。

また、ビタミンKは健康な骨の維持に不可欠で、骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成をうながす効果があります。このため、 ビタミンKは骨粗しょう症の治療薬としても認められています。

ビタミンKが不足すると
乳児の出血症、出血傾向、血液凝固遅延

 

葉酸(ビタミンM)

葉酸(ビタミンM)とは

葉酸は、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、赤血球の形成を助けるビタミンです。 ビタミンB12 とともに血液をつくります。

また、葉酸は胎児の発育に不可欠な栄養素であり、 特に妊娠中や授乳期の女性の血清中の葉酸は優先的に胎盤や胎児へ運ばれるため、 葉酸の必要量が増大します。 (妊娠中の方は意識して葉酸を摂取するように心がけた方がよいでしょう。)

妊娠初期の女性が十分な葉酸の摂取をすることによって、 胎児の神経管の発育不全を予防する効果がみられたという報告もあります。

 




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