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サプリメント栄養素:か行のサプリメント

カテキン

カテキンとは
カテキンは、緑茶などに含まれる苦味成分で、ポリフェノールの一種です。

食物繊維に続く新たな栄養素として注目されているものに「ファイトケミカル」というのがあります。

ファイトケミカルとは植物からできる抗酸化栄養素の総称で、カテキンもこの一種です。

カテキンパワーを利用したサプリメントが人気を集めています。

カバノアナタケ

カバノアナタケとは
カバノアナタケは、ユーラシア大陸北東部や北海道に分布している、白樺やダケカンバに共生するキノコです。

通常のキノコのようにカサになる部分は形成されず、表面は黒色で固くデコボコしています。

カバノアナタケの特徴は、第一にその抗酸化力です。カバノアナタケには多量の抗酸化物質が含まれていて、極めて高く、
アガリクスの4倍以上というデータもあります。

カフェイン

カフェインとは
カフェインは、大脳皮質を刺激して感覚や思考を高めて、眠気を覚ます効果があります。

摂取後数時間は、腎臓を刺激し尿の排泄を促す作用もあります。

また、コーヒーを食後に飲むのは、カフェインが胃酸の分泌を促し、胃内の食物の消化を助けることにつながります。

カプサイシン

カプサイシンとは
トウガラシの辛さのもととなる成分がカプサイシンです。

カプサイシンには、体脂肪を燃焼させて肥満を防止することや、便秘を解消したり、美肌づくりに役立ったり、新陳代謝をよくして持久力を高めるなど、数々の生理作用効果があることがわかっています。

トウガラシを大量にとる韓国人が肌がきれいなのはカプサイシンの効果といってもいいでしょう。

ダイエットにも効果があるなどということから、トウガラシ及びサプリメントを利用した美容に注目が集まっています。

カムカム

カムカムとはカムカムは、南米ペルー原産のフルーツです。実は赤くて小さく、果肉はピンク色で大変酸っぱいです。カムカムにはカルシウム、リン、鉄、ナイアシンといったミネラルや、特にビタミンCを多く含み、アセロラの約2倍の含有率です。

ビタミンCには免疫力を高めたり、シミ、ソバカスを抑える美肌効果などがあります。

さらにカムカムに多く含むクエン酸には疲労物質である乳酸をエネルギーに替える作用があり、疲労回復に効果があります。

日本で果肉を手に入れるのは難しいが、果汁、パウダーなどに加工されているので、サプリメントとして摂ることができる。

カリウム

■ カリウムとは

カリウムには、ナトリウムとのバランスにより細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりする体を調整する働きがあります。 主に食塩から摂取するナトリウムは、とり過ぎると高血圧の一因になりますが、その一方でカリウムは血圧を下げる逆の働きがあります。

また、カリウムは野菜や果実などの様々な食品に含まれていますが、水に弱いため、 調理するとそのほとんどを失ってしまいやすい栄養素です。

■ カリウムが不足すると
高血圧、心臓発作

カルシウム

カルシウムとは

カルシウムとは、日本人が国で定めた最低必要量を(600mg)を満たしことがないミネラルです。カルシウムは骨や歯を丈夫にし、 イライラを押さえる効果があります。

また、心臓や筋肉の動きをスムーズにし、血液を弱アルカリ性に保つ効果もあります。カルシウムを効果的に吸収するには、 ビタミンDやマグネシウムと一緒に摂取すると良いでしょう。

カルシウムが不足すると
肩こり、腰痛、怒りっぽくなりイライラしがちになる、骨粗しょう症

カンゾウ

カンゾウとは
カンゾウは、中国の東北地方に自生するマメ科のウラルカンゾウの根と根茎を乾燥させたもので、漢方でもよく使われる生薬と言われています。

カンゾウの主な有効成分は、毒物に対する解毒作用のあるグリチルリチンというものです。

この解毒作用は食中毒、フグ毒、ヘビ毒、細菌性の毒に対しても発揮されます。

さらに抗ガン作用があることが判明しました。急速にサプリメントへの利用が増えてきています。

ガラナ

ガラナとは
ガラナはアマゾン原産のツル性植物です。ガラナに多く含まれる有効成分は、カフェインで、その含有量はコーヒーの3倍にも及びます。他に鎮痛作用があるテオフィリン、神経興奮作用があるテオブロミンが含まれています。

こうした成分から、ガラナの効果効能としては、鎮痛、解熱、強壮などが挙げられ、アメリカでは疲労回復効果、スタミナ増強の作用で人気のあるサプリメントです。

最近の研究では、ガラナの服用による血液中の血小板凝固の抑制や、さらには記憶力の向上も実証されています。

ガルシニア・カンボジア

ガルシニア・カンボジアとは
ガルシニア・カンボジアは、別名「タマリンド」の名で知られています。

マメ科の果樹で、インドでは香辛料に使われてきました。

果実にヒドロキシクエン酸が含まれています。これには脂肪の合成を防ぐ働きがあり、体に脂肪酸ができるのを防ぎます。

キチン・キトサン

キチン・キトサンとは
キチン・キトサンは、カニやエビなどの甲殻類の殻から得られる成分です。

カニの殻をタンパク質とカルシウムに分解したものをキチンと呼ばれていて、さらにそれを濃いアルカリ溶液に浸すと、約80%がキトサンという物質に変化します。

主に体に作用するのがキトサンで、これらを総称してキチン質と呼んでいるのです。

キャッツクロー

キャッツクローとは
南米ペルー産のハーブの一つです。

アカネの植物で、葉の付け根部分に猫の爪のようなトゲが生えていることからキャッツクロー(猫の爪)と呼ばれています。

キャッツクローの代表的効果効能は、免疫力増強作用と言われています。

成分である6種類のアルカロイドが、体の免疫機能を刺激し病原菌への抵抗力を増進させて、自然治癒力を活性化させます。

また、関節リウマチ変形関節症の痛みの緩和、鎮痛作用、抗炎症などの効果もあります。

ギムネマ

ギムネマとは
ギムネマとは、「ギムネマ・シルベスタ」というインド原産の多年草で、南インドから東南アジアなどに分布しています。

糖尿病や肥満に効果があるといわれています。

摂取するのサプリメントで、ギムネマをハーブとして用いるほか、これに由来したサプリメントも多く市販されています。

ギムネマのサプリメントの服用後、お腹がはった感じになる場合がありますが、重大な健康被害や副作用の報告例はありません。

クエン酸

クエン酸とは
クエン酸は有機酸の一種で、かんきつ類に多く含まれる酸味成分です。

私たちの体内では、摂取した食べ物をエネルギーに変える過程で、クエン酸をはじめとする8種類の有機酸が順番に変化しています。

この「クエン酸サイクル」にはエネルギーを作り出し、老廃物を燃やす、重要な役割があり、クエン酸が欠
かせません。

クコシ

クコシとは
クコシは、ナス科の落葉小低木で、日本各地に自生しています。

乾燥した赤い果実をクコシと呼び、中国では古くから漢方薬として使われてきたそうです。

果実や根皮、葉はビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、リンなどのビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

クマザサ(ササ)

クマザサ(ササ)とは
クマザサとは温帯から亜熱帯にかけて生息する笹の一種で、日本でも自生する身近な植物です。

ササエキスはクマザサのエキスを抽出したものです。

クマザサは伝統的に、皮膚病、切り傷、口内炎や痔などの患部に塗るなどして使われてきました。

クマザサの葉に含まれる成分には、鉄、カルシウム、ビタミンC、K、B1、B2、クロロフィル、食物繊維などがあります。

効果効能は、解毒、整腸、抗炎症、抗ガン作用などの効果があります。

クランベリー

■クランベリーとは
クランベリーに含まれるキナ酸は老廃物の排出を助け、症状の改善を促します。

クランベリーには感染菌が尿管に付着するのを防止したり、口内でも抗菌効果を発揮し、歯周炎のもとなる歯垢を防ぐ働きがあります。

クランベリーは寒冷地に自生するツルコケモモ科の小果樹で、サクランポのような赤色の実をつけます。

古くから尿道炎や膀胱炎をはじめとする泌尿器系疾患に効果があることで知られています。

また、抗酸化作用が強く、コレステロール値の上昇を防ぐ効果もあります。

ビタミンCの含有量はアセロラより多く、風邪の予防にも有効です。

クロム(クロミウム)

■ クロム(クロミウム)とは

クロムとは、正確にはクロミウムと言い、肝臓や腎臓、血液、脾臓に存在し、糖と脂質の代謝のために欠かす事のできないミネラルです。

インシュリンの働きを助け、、脂肪が脂肪組織に蓄積するのを減少させ、脂肪の分解代謝を促進します。 体脂肪や血中コレステロールと中性脂肪を減少させるので、ダイエット効果もあります。

クロレラ

■クロレラとは
クロレラとは、緑藻類クロレラ科の淡水性単細胞藻です。

現在では、食用クロレラとして特定の種類が培養されています。

良質なタンパク質と葉緑素が大量に含まれ、ビタミンB群、ミネラル、カルシウムなどの栄養素も豊富で、総合栄養食品として有効です。

グァバ

グァバとは
グァバは、東南アジアや熱帯アメリカ原産の常緑樹です。

ビタミン類やミネラル類を豊富に含み、特に果肉にビタミンCが多いです。

果肉はそのまま食べたり、ジュースとして利用されるが、葉はお茶として飲用されています。

グァバ茶を毎日飲み続けると糖尿病などになりにくい体質に改善されていくことが期待できます。

グルコサミン

グルコサミンとは
グルコサミンとは、軟骨の構成成分であるムコ多糖類の一種です。

変形性関節症などの関節炎の症状に効果を示し、コンドロイチンと併用されることが多いようです。

日本では健康食品として摂取されていますが、ヨーロッパでは薬品として認可されていて、アメリカではグルコサミン療法がブームを巻き起こしました。

カニやエビなどからとれるキチン質を分解して得られる成分なので、一般的にはサプリメントなどで摂取してください。

ケール

ケールとは
野菜不足による健康バランスを整えるために一躍ブームとなった青汁健康法です。

この青汁に含まれる主要原料がケールです。原産は地中海沿岸の地域でキャベツ
やブロッコリーの原種とも言われています。

ケールには豊富なβ-カロチンが含まれているため、ビタミンAの効力が存分に発揮されます。

含有量が多いビタミンCは抵抗力の強化、風邪の予防、さらに葉酸、鉄、食物繊維により整腸作用、造血、血栓予防などにも効果があります。

ケフィア

ケフィアとは
ケフィア(=ケフィール)は、旧ソ連のコーカサス地方の伝統的な発酵飲料のことで牛や羊、ヤギなどの乳にケフィア菌を加え、発酵させて作られています。

日本では「ヨーグルトキノコ」の名で親しまれており、美容と健康に優れた効果があることで脚光を浴びました。

すでに18世紀末には、胃腸薬、便秘、下痢などの消化器系疾患に効果があることが判明し、糖尿病への有効性についても確かめられています。

コエンザイムQ10

コエンザイムQ10とは
体内で合成される脂溶性の補酵素の一つで、補酵素Q10、コーキューテン(CoQ10)とも呼ばれています。

体内のエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)の生産に関与して、細胞や組織の活動を補助する働きがあります。

人間の活動を支えているのはATPのつくるエネルギーであり、ATPの生産に欠かせないのが、コエンザイムQ10。です。

食物からも摂取できますが、生活習慣病や加齢などによってコエンザイムQ10の合成量が少なくなるため、サプリメントの有効活用に注目が集まっています。

コラーゲン

コラーゲンとは
コラーゲンは人間の体を形成するうえで欠かせない繊維状のタンパク質です。

人体で、全タンパク質の約30%をカバーし、皮膚、髪、爪、血管、骨など体のあらゆる部分を構成して、細胞と細胞の間を結び付けています。

コラーゲンは、細胞同士をつないで、酸素や栄養を供給し、老廃物を除去する働きをします。

動物の骨や軟骨などにも豊富に含まれ、肌のハリや弾力を保つ効果があることから、多くの化粧品に利用されています。

コラーゲンは20歳前後をピークにして、生成能力が衰えはじめ、加齢とともに不足しがちになります。

すると皮膚はみずみずしさを失い、老化が進行してしまいます。

骨や健康維持も損なわれますので、これらの症状を改善、予防するため、積極的な摂取が必要になります。

コンドロイチン

コンドロイチンとは
コンドロイチンとはギリシャ語で「軟骨のもと」という意味があります。

ネバネバした成分であるムコ多糖類の一種で関節軟骨などを構成するものだそうです。

コンフリー

コンフリーとは
ロシアのコーカサス地方で野菜として常食されている牧草で、現地の人たちに長寿が多いことから健康野菜として世界中から注目を浴びています。

ビタミンA,B1、B2、B6、C,E,鉄、カルシウムや、貧血に有効なビタミンB12も豊富に含んでいます。

体内に欠かせない役割をする有機ゲルマニウムという元素も含まれています。

ゴーヤー

ゴーヤーとは
ゴーヤー(ニガウリ)の正式名称はツルレイシといい、熱帯で育つウリ科の植物です。

ゴーヤーには熱を加えてもほとんど減らないビタミンCが豊富に含まれています。

そのほか、カリウム、リン、鉄、カルシウムなどがバランスよく含まれ、中でも豊富に含まれるカリウムは、高血圧防止に役立ちます。

さらにビタミンB1や食物繊維も豊富で、血糖値や血圧を安定させる効果もあります。

苦味成分は食欲を増進させるので、夏バテにも効果があります。

海洋深層水

海洋深層水とは
海洋深層水
とは、一般的に海面下500?600mから汲み出される海水のことです。

海洋深層水のルーツは大西洋グリーンランド沖です。冷やされ重くなった海水は深海に沈み、 そして海洋循環によって膨大な年月をかけて地球を一巡りします。

水質は非常に清浄で、安定しているのが特徴です。海洋深層水にはカルシウム、マグネシウムなど、 生命活動に必要なミネラルが約60種類含まれています。これがサプリメントとして有効な海洋深層水です。

核酸

核酸とは
核酸は、細胞の分裂と生成を担う成分で、遺伝情報を持つDNAとタンパク質を作る手助けをするRNAがあります。

核酸は肝臓で作られますが、年齢とともに生成能力が衰えてきます。食品またはサプリメントで摂る必要があります。

核酸が不足しはじめると、新陳代謝が悪くなり、老化が進むと言われています。

核酸の効果効能は、ガン細胞の増殖を抑えるという効果が期待できます。

肝油エキス

肝油エキスとは
肝油エキスは深海サメの肝臓から採取される成分で、スクワレンやアルコキシグリセロールなどの有効成分を含んでいます。

肝油エキスには、白血球や血小板の働きを高めるだけではなく、肌を保護する働きもあります。

サプリメントだけでなく、化粧品の成分にも用いられています。

通常の食材に近い成分であり、特に問題となる健康被害や副作用は認められないです。

ただし、ガンをはじめとする生活習慣病や肝臓疾患などで治療中の場合は、主治医に相談のうえで使用することをおすすめします。

共役リノール酸

共役リノール酸とは
共役リノール酸は不飽和脂肪酸の一種です。

リノール酸から生じる物質だが、リノール酸とは構造が異なるので異性化リノール酸とも呼ばれています。

共役リノール酸はひまわりの種子に含まれているが、牛肉や乳製品にもごく微量含まれています。

共役リノール酸の効果効能としてあげられるのが、肥満の防止効果があります。

体脂肪を効率よくエネルギーに替える働きを持ちます。

また血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きにより、血流が改善されるので冷え性の改善、さらにアレルギー反応を抑制する作用もあります。

サプリメントとして摂取するのが効果的だと言えます。

桑葉

桑葉とは
桑葉は中国では古来から生薬として珍重されてきました。

桑葉には、カルシウム、鉄、カロチンなどが非常に豊富に含まれているほか、人の健康に有益なミネラル成分も多いことが認められています。

桑葉の特有成分の一つがデオキシノジリマイシンといって、これは血糖値の上昇を抑える働きを持ちます。

桑葉エキスを摂取するには、お茶として飲用するか、桑の葉粉末、錠剤などのサプリメントで摂取するのが一般的です。

高麗人参

高麗人参とは
朝鮮人参とも呼ばれていて、中国では古来から延命作用のある生薬として珍重されてきました。

高麗人参特有の精油成分が作用して、肉体的、精神的な疲労を補い、弱った体に活力を与えます。

ただし、体質によって合わない人もいるので、とくに高血圧症の人はかかりつけの医師に相談しましょう。

黒酢

■黒酢とは
黒酢は通常の酢以上に長期間(1〜3年)熟成させたものを指します。

熟成する期間が長くなるにつれて、酢が濃い色に変わることが、この名前の由来だそうです。

原料は米、玄米ほかが使われています。

必須アミノ酸やミネラルが多く含まれています




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