植物系栄養サプリメントのサプリメント
イチョウ葉エキス
■ イチョウ葉エキスとは
イチョウ葉エキスは、植物のイチョウの葉から有効成分を抽出したエキスです。
日本やアメリカではサプリメントとして扱われていますが、ヨーロッパでは高年者の認知症防止用医薬品、
血液循環改善剤などとして売れています。
有効成分はフラボノイド類とテルペン類などです。
サプリメントの品質にばらつきがあり、一部にはアレルギー物質のギンコール酸を除去していない粗悪品もあるので注意が必要です。
ウコン
■ ウコンとは
弱った肝臓の働きを回復させる成分クルクミンを含む、ショウガ科に属する多年草です。
国内では主に沖縄、種子島、石垣島、屋久島、奄美大島、鹿児島などで栽培されています。
沖縄はその中で、日本最大のウコン栽培地です。春ウコン、秋ウコンなどがあり、成分は微妙に異なります。
春ウコンは正式名キョウオウと言います。クルクミン含有量は秋ウコンより少ないですが、精油成分といわれる胃腸に効いたり、 抗がん作用のある成分が含まれています。
エキナセア
■ エキナセアとは
北米原産のハーブで、免疫力を高め、感染症に効果があり、欧米では広く利用されています。
風邪やインフルエンザのひきはじめに摂取すると有効です。
ハーブ自体を入手することは一般的ではないそうです。これに由来したサプリメントなどを利用することが効率的です。 比較的安全性の高いハーブであり、通常の利用では、特に問題となる副作用は認められていないです。
■ エキナセアを多く摂取すると
胃腸の不快感、肝機能障害の可能性
エゾウコギ
■ エゾウコギとは
エゾウコギは高麗ニンジンなどと同じウコギ科に属する植物で、
エゾウコギの主要成分は、ステロール、クマリン、フラボノイドなどです。
これらが働いて、代謝促進や疲労回復、強壮、食欲増進、精神安定、集中力向上、ストレス・病気・ アルコールなどに対する抵抗力などの効果があります。特に男性の性機能の、回復と強化に顕著な効果があるといわれています。血圧調整、 血液循環の改善、さらにガン予防など効果があります。
サプリメントは、根や茎から抽出したエキスを濃縮したものや、お茶などもあります。
エフェドラ
■ エフェドラとは
エフェドラとは、漢方薬、東洋医学で、気管支ぜんそくや気管支炎などに対して、利用されてきた
「麻黄」のことです。おもな有効成分はエフェドリンとうアルカロイド類です。
交感神経系の働きを高める作用があり、血管収縮、心拍数増加、血圧上昇などの効果があります。気管支拡張としての治療や鼻炎、 鼻閉の治療、咳止めに用いられます。
ただし、エフェドラは即効性があるかわりに、副作用も強いため、腎疾患患者、心疾患、 高血圧等のかたは使用しないで下さい。
オリーブリーフ
■ オリーブリーフとは
オリーブリーフ(オリーブの葉)は、地中海沿岸諸国で古来より、食用および薬用に用いられていました。
有効成分として、テルペン類やフラボノイド類などの抗酸化成分が含まれていて、オリーブリーフ特有の成分としては、オレユロペンがあります。
効果効能としては、抗酸化作用による、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防と改善があります。
ただし、短期間では効果が出にくいので、継続した利用が必要です。一般的に特に問題となる健康被害や副作用は知られていないです。
オレガノ
■ オレガノとは
オレガノはシソ科ハナハッカの多年草で、地中海沿岸が原産です。
トマトとの相性がよく、トマトソースには欠かせないハーブです。口臭消しや歯磨き剤などに使われています。
主成分はメントールです。殺菌、解毒、強壮、鎮静、鎮咳、浄血効果があります。胃液の分泌を促して消化を助けます。 ハーブティーを冷ましたものは、口内炎や舌の病気に対するうがい薬としても使われています。
カテキン
■ カテキンとは
カテキンは、緑茶などに含まれる苦味成分で、ポリフェノールの一種です。
食物繊維に続く新たな栄養素として注目されているものに「ファイトケミカル」というのがあります。
ファイトケミカルとは植物からできる抗酸化栄養素の総称で、カテキンもこの一種です。
カテキンパワーを利用したサプリメントが人気を集めています。
カプサイシン
■ カプサイシンとは
トウガラシの辛さのもととなる成分がカプサイシンです。
カプサイシンには、体脂肪を燃焼させて肥満を防止することや、便秘を解消したり、美肌づくりに役立ったり、新陳代謝をよくして持久力を高めるなど、数々の生理作用効果があることがわかっています。
トウガラシを大量にとる韓国人が肌がきれいなのはカプサイシンの効果といってもいいでしょう。
ダイエットにも効果があるなどということから、トウガラシ及びサプリメントを利用した美容に注目が集まっています。
カンゾウ
■ カンゾウとは
カンゾウは、中国の東北地方に自生するマメ科のウラルカンゾウの根と根茎を乾燥させたもので、漢方でもよく使われる生薬と言われています。
カンゾウの主な有効成分は、毒物に対する解毒作用のあるグリチルリチンというものです。
この解毒作用は食中毒、フグ毒、ヘビ毒、細菌性の毒に対しても発揮されます。
さらに抗ガン作用があることが判明しました。急速にサプリメントへの利用が増えてきています。
ガラナ
■ ガラナとは
ガラナはアマゾン原産のツル性植物です。ガラナに多く含まれる有効成分は、カフェインで、その含有量はコーヒーの3倍にも及びます。他に鎮痛作用があるテオフィリン、神経興奮作用があるテオブロミンが含まれています。
こうした成分から、ガラナの効果効能としては、鎮痛、解熱、強壮などが挙げられ、アメリカでは疲労回復効果、スタミナ増強の作用で人気のあるサプリメントです。
最近の研究では、ガラナの服用による血液中の血小板凝固の抑制や、さらには記憶力の向上も実証されています。
ガルシニア・カンボジア
■ ガルシニア・カンボジアとは
ガルシニア・カンボジアは、別名「タマリンド」の名で知られています。
マメ科の果樹で、インドでは香辛料に使われてきました。
果実にヒドロキシクエン酸が含まれています。これには脂肪の合成を防ぐ働きがあり、体に脂肪酸ができるのを防ぎます。
キャッツクロー
■ キャッツクローとは
南米ペルー産のハーブの一つです。
アカネの植物で、葉の付け根部分に猫の爪のようなトゲが生えていることからキャッツクロー(猫の爪)と呼ばれています。
キャッツクローの代表的効果効能は、免疫力増強作用と言われています。
成分である6種類のアルカロイドが、体の免疫機能を刺激し病原菌への抵抗力を増進させて、自然治癒力を活性化させます。
また、関節リウマチ変形関節症の痛みの緩和、鎮痛作用、抗炎症などの効果もあります。
ギムネマ
■ ギムネマとは
ギムネマとは、「ギムネマ・シルベスタ」というインド原産の多年草で、南インドから東南アジアなどに分布しています。
糖尿病や肥満に効果があるといわれています。
摂取するのサプリメントで、ギムネマをハーブとして用いるほか、これに由来したサプリメントも多く市販されています。
ギムネマのサプリメントの服用後、お腹がはった感じになる場合がありますが、重大な健康被害や副作用の報告例はありません。
クコシ
■クコシとは
クコシは、ナス科の落葉小低木で、日本各地に自生しています。
乾燥した赤い果実をクコシと呼び、中国では古くから漢方薬として使われてきたそうです。
果実や根皮、葉はビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、リンなどのビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
クマザサ(ササ)
■クマザサ(ササ)とは
クマザサとは温帯から亜熱帯にかけて生息する笹の一種で、日本でも自生する身近な植物です。
ササエキスはクマザサのエキスを抽出したものです。
クマザサは伝統的に、皮膚病、切り傷、口内炎や痔などの患部に塗るなどして使われてきました。
クマザサの葉に含まれる成分には、鉄、カルシウム、ビタミンC、K、B1、B2、クロロフィル、食物繊維などがあります。
効果効能は、解毒、整腸、抗炎症、抗ガン作用などの効果があります。
クランベリー
■クランベリーとは
クランベリーに含まれるキナ酸は老廃物の排出を助け、症状の改善を促します。
クランベリーには感染菌が尿管に付着するのを防止したり、口内でも抗菌効果を発揮し、歯周炎のもとなる歯垢を防ぐ働きがあります。
クランベリーは寒冷地に自生するツルコケモモ科の小果樹で、サクランポのような赤色の実をつけます。
古くから尿道炎や膀胱炎をはじめとする泌尿器系疾患に効果があることで知られています。
また、抗酸化作用が強く、コレステロール値の上昇を防ぐ効果もあります。
ビタミンCの含有量はアセロラより多く、風邪の予防にも有効です。
ケール
■ケールとは
野菜不足による健康バランスを整えるために一躍ブームとなった青汁健康法です。
この青汁に含まれる主要原料がケールです。原産は地中海沿岸の地域でキャベツ
やブロッコリーの原種とも言われています。
ケールには豊富なβ-カロチンが含まれているため、ビタミンAの効力が存分に発揮されます。
含有量が多いビタミンCは抵抗力の強化、風邪の予防、さらに葉酸、鉄、食物繊維により整腸作用、造血、血栓予防などにも効果があります。
コンフリー
■コンフリーとは
ロシアのコーカサス地方で野菜として常食されている牧草で、現地の人たちに長寿が多いことから健康野菜として世界中から注目を浴びています。
ビタミンA,B1、B2、B6、C,E,鉄、カルシウムや、貧血に有効なビタミンB12も豊富に含んでいます。
体内に欠かせない役割をする有機ゲルマニウムという元素も含まれています。
ゴーヤー
■ゴーヤーとは
ゴーヤー(ニガウリ)の正式名称はツルレイシといい、熱帯で育つウリ科の植物です。
ゴーヤーには熱を加えてもほとんど減らないビタミンCが豊富に含まれています。
そのほか、カリウム、リン、鉄、カルシウムなどがバランスよく含まれ、中でも豊富に含まれるカリウムは、高血圧防止に役立ちます。
さらにビタミンB1や食物繊維も豊富で、血糖値や血圧を安定させる効果もあります。
苦味成分は食欲を増進させるので、夏バテにも効果があります。
サイリウム
■サイリウムとは
サイリウムはオオバコ科の植物で、地中海地域やインドで主に栽培されています。
種子は薄くて白い半透明の膜で覆われており、この膜がハスク(外皮)と言います。
ハスクには食物繊維が豊富に含まれており、食品として利用されています。
サイリウム種皮は腸のぜん動運動を活発にして便の量をふやすため、整腸作用にすぐれています。
水分を吸収すると、約40倍に膨張することから、満腹感を得られるのでダイエットにも効果があります。
サラシア・オブランガ
■サラシア・オブランガとは
サラシア・オブランガは、インドやスリランカなど亜熱帯地域に自生するニシシギ科の植物です。
最近の研究で、サラシア・オブランガには「サラシノール」という有効成分があり、これが血糖値が上がるのを防ぐ効果があることがわかってきました。
サラシノールには糖質をブドウ糖にかえる酵素の働きを阻害する働きがあり、糖質の吸収が抑制されるため、血糖値も上がらないとう仕組みです。
吸収されなかった糖質は、腸内で善玉菌の栄養になったり、便として体外に排出されます。
シソの実油
■シソの実油とは
シソの実油は、シソ科の植物の種子から採取された脂質成分で、これに由来したサプリメントなどが利用されています。
シソの実油の主成分は、多価不飽和脂肪酸であるαーリノレン酸です。
これはアレルギー作用を抑えるうえで、効果を発揮します。
セサミン
■セサミンとは
セサミンは、ゴマに含まれる抗酸化成分ゴマリグナン類の一つです。
強い抗酸化作用があることで知られています。
セサミンの効果効能は、肝臓まで届いて肝臓機能を高めるのが特徴です。
アルコール類の分解も助けるので、お酒を飲むときにもおすすめです。
韓国の女性の肌がきれいなのは、ゴマを多く食べるからだといわれ、その点でも美肌効果抜群のセサミンが有効です。
セントジョーンズワート
■セントジョーンズワートとは
別名西洋オトギリ草と呼ばれ、欧米ではサプリメントや医薬品の原料として使われてきました。
抗うつ剤と同様の作用があり、副作用もほとんどないと言われています。
セントジョーンズワートには、ヒペリシンといった成分が含まれ、抗うつ作用のほか、不眠症やイライラの解消に有効とされています。
チェストツリー
■チェストツリーとは
チェストツリーは、ヨーロッパでは、月経不順や月経前緊張症などに用いられるハーブです。
古代ローマやギリシアでは、男女両方の制淫薬として利用されていました。
和名では「セイヨウニンジンボク」または「イタリアニンジンボク」と呼ばれています。
このハーブを入手するのは困難なので、これに由来したサプリメントを用いるのが効果的です。
ニンニクエキス
■ニンニクエキスとは
ニンニクはユリ科のネギ属の仲間で、香味野菜として世界各地で使われている食材です。
ニンニクには特有の臭いがありますが、この正体は有効成分アリシンです。
アリシンには強力な殺菌作用があります。同じく、有効成分のスコルジンは体内のエネルギーの燃焼を促進し、新陳代謝を高め、善玉コレステロールを増やします。
ノコギリヤシ
■ノコギリヤシとは
ノコギリヤシは男性特有の症状に効果があると言われています。
男性は高齢になるにつれて、前立腺肥大症になることがあります。
これはホルモンバランスがくずれるためで、脱毛症になるのも同様の働きからです。
ノコギリヤシエキスは前立腺肥大による、排尿困難や頻尿などの障害や脱毛の予防に効果があります。
ノコギリヤシエキスは近年、アメリカでブームになり、日本では最近になって注目されはじめました。
利用の際には摂取量を守り、様子を見ながら服用してください。
ノニ
■ノニとは
ノニとは東南アジア原産の植物であり、果実が可食部です。
学名では「モリンダ・シトリフォリア」といい、日本では「ヤエヤマアオキ」と呼ばれ、沖縄、八重山諸島に自生しています。
ノニの果実そのものはあまり市販されていないので、ノニ由来のサプリメントやドリンク剤などでとるのが一般的です。
バラの花エキス
■バラの花エキスとは
バラの花エキスは、野生種のバラの花びらを加熱抽出した成分です。
タンニン類に属するポリフェノールの一種、オイゲニインなどの有効成分が含まれています。
バラの花エキスとして市販されているものを用いるのが一般的です。
甜茶やシソと実油などと併用するのが効果的です。
バレリアン
■バレリアンとは
バレリアンとは、和名で「セイヨウカノコソウ」と言うそうです。
欧米で不眠症に対してよく用いられているハーブです。
ハーブそのものを入手するのは難しいので、これに由来したサプリメントなどを用いることが一般的です。
ピクノジェノール
■ピクノジェノールとは
ピクノジェノールとは、フランス南西部に自生する「フランス海岸松」という松の樹皮から抽出された成分です。
フラボノイド類が有効成分で、優れた抗酸化作用を発揮します。
ピクノジェノールに含まれる植物由来の成分に対して、アレルギー症状や過敏症があらわれることがあります。
ただし、一般には特に問題となる副作用、健康被害などは知られていないようです。
フィーバーフュー
■フィーバーフューとは
フィーバーフューとは、欧米の代替医療として何世紀にもわたって利用されてきた伝統的なハーブです。
現在では特に慢性的な偏頭痛の予防のために利用されていて、比較的安全性の高いサプリメントです。
葉に存在する「セスキルペン・ラクトン類」が有効成分です。
フラバンジェノール
■ フラバンジェノールとは
フラバンジェノールとは、フランス南西部に育つ海岸松の樹皮を原料とした抽出物です。
主成分はOPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)というポリフェノールの一種です。
食品からの摂取は難しいので、これに由来したお茶やサプリメントをとるのが一般的です。
フラボノイド
■フラボノイドとは
フラボノイドは一定の化学構造をもつ成分の総称で、植物の葉や茎、幹などに含まれ、現在まで4000種類以上が発見されています。
構造の違いによってフラボノール類、フラボン類、カテキン類、フラバノン類、アントシアニン類、イソフ
ラボン類などに分けられます。
共通した特徴は強い抗酸化作用があることです。
ブラックコホシュ
■ブラックコホシュとは
ブラックコホシュとは、北アメリカ原産のキンポウゲ科サラシナショウマ属のハーブです。
更年期障害に伴う諸症状や月経不順を改善するハーブとして知られています。
根に含まれる成分がサプリメントとして利用されて、有効成分として、テルペン類やタンニンなどがあります。
更年期障害としてのほてりや発汗、月経前緊張症などの効果があります。
女性ホルモンであるエストロゲンと同様の成分を認めたのする研究もありますが、詳細な作用メカニズムはまだ明らかになっていません。
ブルーベリー
■ブルーベリーとは
ブルーベリーが健康食品として注目されるようになったのは、目にいいことがわかってきたからです。
網膜に含まれるロドプシンという物質に、ブルーベリーの色素成分アントシアニン(ポリフェノールの一種)が作用するからだといわれています。
ロドプシンは視力を保つ重要な物資です。
さらに、ブルーベリーに含まれているクロロゲン酸には、高い抗酸化作用が確認されています。
プエラリア・ミリフィカ
■プエラリア・ミリフィカとは
プエラリア・ミリフィカとは、タイ、ミャンマー北部原産のマメ科クズ属の植物です。
女性ホルモンと同じような働きをする植物エストロゲンが含まれています。
タイでは女性の豊胸、美肌効果のあるハーブといわれています。
女性特有の症状への効果も目的に利用されているそうです。
ベニバナ油
■ベニバナ油とは
ベニバナは、キク科の1〜2年草で、別名サフラワーと呼ばれ、食品や化粧品、染料などに使われています。
ベニバナの花にはカルタン、リグランという成分が含まれ、血液の流れをスムーズにする作用があります。
脂質なのでとりすぎには注意しましょう。
マカ
■マカとは
滋養強壮のサプリメントとして、非常に注目されているペルー原産のハーブです。
現地では「アンデスの女王」と呼ばれており、アンデスニンジンという別名でも知られています。
不妊症にも勃起障害にも効力を発揮するのです。
マテ
■マテとは
マテとは、南米原産のモテノキ科の植物で、現地では伝統的にマテ茶として飲まれてきたのです。
南米の伝統医療では、滋養強壮や疲労回復に用いられてきましたが、最近ではそのダイエット効果が注目されています。
マテ茶として摂取するほか、サプリメントとして摂取することもできます。
メリロート
■メリロートとは
メリロートとは、マメ科シナガワハギ属のハーブのことです。
英語では「スイートクローバー」、和名は「セイヨウエビラハギ」ともいいます。
ハーブに由来したサプリメントからとるのが一般的です。
モロヘイヤ
■モロヘイヤとは
モロヘイヤは英名をジュートといい、繊維採取に使われる緑黄色野菜です。
モロヘイヤは「王様だけのもの」という意味で、重い病気にかかった王がこのスープを飲んだらたちまち回復したという言い伝えからこの名がついたといわれます。
モロヘイヤに多く含まれる食物繊維は血中コレステロールを正常にし、腸内環境を整える効果があります。
同じく大量に含まれる葉酸は妊娠中毒予防に効き、他カリウム、鉄分、リン、ビタミンB2、ビタミンCが豊富に含まれています。
コレステロール低下作用や免疫力を高め、アトピー性皮膚炎や花粉症予防にも効果があります。
ヨモギ
■ヨモギとは
ヨモギは日本各地に自生するキク科の多年草です。
ヨモギは古くから切り傷、食あたり、下痢止めなど外用、内服を問わず利用されてきました。
ヨモギの葉に含まれる成分には、ビタミンA,ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、カルシウム、リン、酵素などがあり、特にビタミンAの含有が多いです。
ヨモギの効果効能は、体を温め胃腸を丈夫にする、腰痛、筋肉痛、神経痛、喘息、気管支炎、整腸などが挙げられます。
ラズベリー
■ラズベリーとは
ラズベリーはキイチゴの一種でバラ科の植物です。
果実にはビタミンCや鉄分、カルシウム、亜鉛などのミネラルのほか、ケルセチン、ルティン、エラグ酸やクエン酸、ポリフェノール類も豊富に含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用があることで知られるが、ラズベリーに含まれるアントシアニンは、特に眼精疲労や目の病気に効果があります。
エラグ酸にも抗酸化作用があり、発ガン物質の抑制や美肌効果があります。
リコピン
■リコピンとは
リコピン(あるいは、リコペンとも呼ばれる)はトマトに多く含まれていることで知られる、優れた抗酸化作用を持つファイトケミカルの一種です。
緑黄色野菜のなかでリコピンを含んでいるのはトマトだけといわれています。
その抗酸化力はベータカロチンの2倍、ビタミンEの100倍に及びます。
ルイボス
■ルイボスとは
ルイボスとは、南アフリカ共和国の一部の山岳地帯で栽培される針葉樹です。
その茶葉を発酵、乾燥させたものがルイボスティーで、リン、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。
また最近ではアレルギー症状の改善効果があることで注目が集まっています。
レッドクローバー
■レッドクローバーとは
レッドクローバーはヨーロッパが原産のマメ科の多年草です。
和名はアカツメクサといわれています。
有効成分は、イソフラボン類で、女性ホルモンのエストロゲンのような作用を持ち、女性特有のさまざまな症状の緩和に有効と考えられています。
ハーブティーとして飲まれるのが一般的です。
ローズヒップ
■ローズヒップとは
ローズヒップはヨーロッパ産の野バラの実です。
ビタミンCが豊富で、その量はレモンの数十倍といわれています。
通常、ビタミンCは熱に弱い性質があるが、ローズヒップに含まれるビタミンCは、熱を加えても壊れにくいです。
ローズヒップの効果効能については、ビタミンCによる疲労回復や風邪の予防のほかに、リコピンによる利尿作用や便秘解消などの効果も報告されています。
その他ビタミンA,B,E,カロチンを豊富に含み、抗酸化、抗ストレス、頭痛肩こり解消、有害物質排出、コレステロールの正常化などの効果が認められます。
ロディオラ・ロゼア
■ロディオラ・ロゼアとは
東シベリアやスカンジナビア地方が原産です。
アジアから欧州、北米にかけて高地で見られるハーブです。
古代中国の皇帝が不老不死を求めてシベリアまで医師を遣わし、取り寄せたという記述もあります。
運動能力や脳の機能を向上させる作用が明らかになっています。
有効成分としては各種のアルカロイド類、ポリフェノール類などが存在します。
桑葉
■桑葉とは
桑葉は中国では古来から生薬として珍重されてきました。
桑葉には、カルシウム、鉄、カロチンなどが非常に豊富に含まれているほか、人の健康に有益なミネラル成分も多いことが認められています。
桑葉の特有成分の一つがデオキシノジリマイシンといって、これは血糖値の上昇を抑える働きを持ちます。
桑葉エキスを摂取するには、お茶として飲用するか、桑の葉粉末、錠剤などのサプリメントで摂取するのが一般的です。
月見草
■月見草とは
月見草はアカバナ科に属し、学名をメマツヨイグサという。月見草の種子にはリノール酸とγーリノレン酸が含まれています。
特にγーリノレン酸については、天然のなかで含まれているものは少ないが、月見草種子には多く含まれます。
γーリノレン酸にはホルモンバランスを整える効果があり、月経前のイライラや頭痛などの症状を感じるPMS(月経前症候群)を緩和します。
高麗人参
■高麗人参とは
朝鮮人参とも呼ばれていて、中国では古来から延命作用のある生薬として珍重されてきました。
高麗人参特有の精油成分が作用して、肉体的、精神的な疲労を補い、弱った体に活力を与えます。
ただし、体質によって合わない人もいるので、とくに高血圧症の人はかかりつけの医師に相談しましょう。
植物ステロール
■植物ステロールとは
植物ステロールとは、果物、野菜、植物油、ナッツ、穀物に含まれているステロールという成分の総称です。
植物ステロールの効果効能の一つ目は、コレステロールを体内に吸収されにくくすることです。
吸収を阻害されたコレステロールは、便となって体外に排出されます。
その結果、血中の悪玉LDLコレステロールを低下させます。
二つ目は免疫機能を高める働きです。
ナチュラルキラー細胞に働きかけて細菌に感染した細胞を死滅させる働きを強めてくれます。
例えばガンに侵された細胞の進行を抑制する効果が期待できます。
大豆イソフラボン
■大豆イソフラボンとは
大豆イソフラボンとは、大豆特有の成分で、植物性ポリフェノールの一種です。
大きな特徴は、女性ホルモンの「エストロゲン」と同じような働きをもつことです。
そのことから、「食べる女性ホルモン」とも呼ばれているそうです。
5Kgの大豆から、たった10gしかとれない貴重な成分で、最近ではサプリメントが人気を集めています。
大麦若葉エキス
■ 大麦若葉エキスとは
大麦若葉エキスは、生命力の強い大麦の新芽を摘み取って有効成分を抽出し、精製したものです。
大麦若葉エキスは、緑黄色野菜と比べてもさらに多くのビタミンやミネラル、酵素などを含むので、 近年特に注目をあつめているサプリメントです。
大麦若葉エキスに含まれる葉緑素は、コレステロール値を下げ血栓を防ぐ、血圧を低下させる、貧血の改善、解毒、整腸などの効果があり、 カリウムは血圧の上昇を防ぎ、マグネシウムは骨の正常な代謝促進します。
長生ドラジ
■長生ドラジとは
ドラジとは韓国語で桔梗(キキョウ)のことです。
通常の桔梗の寿命は3年以内なのに対し、長生ドラジは21年以上育成した桔梗です。
一般の桔梗も漢方薬として呼吸器系疾患などの利用されているが、長生ドラジはそれより何十倍も高い作用を持ちます。
長生ドラジに含まれる主な有効成分は、サポニンとイヌリンです。
田七人参
■田七人参とは
田七人参は高麗人参と同じウコギ科の植物で、種をまいてから収穫まで3〜7年かかります。
田七人参に含まれるデンシチンは田七人参特有の成分で、止血や痛み止めの効果があり、外傷だけでなく胃潰瘍などの内臓の出血にも効果があります。
また田七人参の主要成分であるサポニン配糖体は、血中のコレステロール値を低下させ、血液の流れをよくする働きがあります。
梅肉エキス
■梅肉エキスとは
まだ青い梅の実をしぼり、長時間煮つめてペースト状にしたものが梅肉エキスです。
梅肉エキスには、クエン酸、リンゴ酸、カテキン酸、ピクリン酸などの有機酸が豊富に含まれ、新陳代謝を活発にするなど、さまざまな効果を発揮します。
栄養成分からみるサプリメント栄養辞典
| ロディオラ・ロゼア | ローズヒップ | レッドクローバー | ルイボス | リコピン | ラズベリー | ヨモギ | モロヘイヤ | メリロート | マテ | マカ | ベニバナ油 | プエラリア・ミリフィカ | ブルーベリー | ブラックコホシュ | フラボノイド | フィーバーフュー | フラバンジェノール | ピクノジェノール | バレリアン | バラの花エキス | 梅肉エキス | ノニ | ノコギリヤシ | ニンニクエキス | 田七人参 | 月見草 | 長生ドラジ | チェストツリー | 大豆イソフラボン | セントジョーンズワート | セサミン | 植物ステロール | シソの実油 | サラシア・オブランガ | サイリウム | ゴーヤー | コンフリー | 高麗人参 | ケール | 桑葉 | クコシ | クランベリー | クマザサ(ササ) | キャッツクロー | ギムネマ | カンゾウ | ガルシニア・カンボジア | ガラナ | カプサイシン | カテキン | オレガノ | オリーブリーフ | 大麦若葉エキス | エフェドラ | エゾウコギ | エキナセア | ウコン | イチョウ葉エキス