サプリメント栄養素:あ行のサプリメント
EPA
■ EPAとは
EPAは、魚油に多く含まれる、多価不飽和脂肪酸の一種で、血管をしなやかに保ちます。
血液をサラサラにする効果があり、心臓病や脳血管障害を予防することができます。
植物油などの含まれるαーリノレン酸を摂取するとEPA,DHAの順に変換されますが、 一番の供給源は青魚などです。
L-カルニチン
■ L-カルニチンとは
L-カルニチンは、筋肉が脂肪を燃焼させるときに不可欠な栄養素だといわれています。
体内で合成できる栄養素ですが、加齢とともにその能力が落ち、80歳ではほとんどなくなっています。私たちが摂取した脂肪は、
L-カルニチンによって、ミトコンドリアに運び、エネルギーに変換させます。
体脂肪を効率よく減らすために欠かせない成分といえます。
ストレスが多い生活のなかで不足しがちになるため、ダイエット及び健康維持の目的のため、サプリメントによる摂取が注目されています。
アガリスク
■ アガリスクとは
「アガリクス茸」とは、
学名は「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」、という担子菌類ハラタケ科というきのこです。
原産地は、ブラジルのサンパウロ郊外ピエダーテ地方です。ピエダーテ(神の恵み)のこの土地の人は、 昔からガンや疾患などとは無縁です。大変健康で長寿。その秘密がアガリクスだったのです。
現在では、環境の変化などにともない、ほとんど自生していなく、ブラジルでも人工的な栽培によって収穫されています。
アセロラ
■ アセロラとは
アセロラはカリブ諸島に群生する植物で、直径2?3cmの赤い果実がなるます。
成熟果実にはレモンの10倍以上ものビタミンCが含まれていて、自然界からの供給源と
しては最大の含有量といわれています。
ビタミンCは体内の免疫力を高めて風邪などの感染症にかかりにくくして、回復を
早める効果があります。
アミノ酸
■ アミノ酸とは
たんぱく質を構成する最小単位。
すべての生物体に存在している生命の根源。
人間の体は約70%が水分で、そして20%がたんぱく質で構成されています。
人間の体を作っているたんぱく質もアミノ酸が集まって出来ています。
脳、内臓、骨、筋肉、神経、血管、皮膚、毛髪、爪、赤血球、白血球、遺伝子DNA、ホルモンも、たんぱく質が主成分です。
つまり、人間は「アミノ酸のかたまり」といっても過言ではないのです。
アルファリポ酸
■ アルファリポ酸とは
体内のほとんどの細胞に存在する補酵素で、
細胞がエネルギーを作り出す際に大事な役割をしており、
糖質の代謝を促進します。
アルファリポ酸にはビタミンC、Eの400倍という強力な抗酸化作用があり、 抗酸化物質を再び活性化させ、抗酸化力を長時間持続させる効能があります。
体内では微量しか作られれず食事から摂取するリポ酸の量も少ないため、サプリメントで摂ることが望ましいと思います。
アロエ
■ アロエとは
アロエ属は大きな多肉植物群ですが、日本でよく聞かれるアロエはキダチアロエです。
これは民間薬として有名で、「医者いらず」といわれています。
葉は剣状で多汁、灰緑色で、葉縁には三角形のトゲを密につけます。
株が大きくなると、朱赤色の筒状の花が紡錘状になって、12月?3月ごろに咲きます。
性質は強健で、低温や乾燥にも強いので、管理しやすい多肉植物です。
イチョウ葉エキス
■ イチョウ葉エキスとは
イチョウ葉エキスは、植物のイチョウの葉から有効成分を抽出したエキスです。
日本やアメリカではサプリメントとして扱われていますが、ヨーロッパでは高年者の認知症防止用医薬品、
血液循環改善剤などとして売れています。
有効成分はフラボノイド類とテルペン類などです。
サプリメントの品質にばらつきがあり、一部にはアレルギー物質のギンコール酸を除去していない粗悪品もあるので注意が必要です。
ウコン
■ ウコンとは
弱った肝臓の働きを回復させる成分クルクミンを含む、ショウガ科に属する多年草です。
国内では主に沖縄、種子島、石垣島、屋久島、奄美大島、鹿児島などで栽培されています。
沖縄はその中で、日本最大のウコン栽培地です。春ウコン、秋ウコンなどがあり、成分は微妙に異なります。
春ウコンは正式名キョウオウと言います。クルクミン含有量は秋ウコンより少ないですが、精油成分といわれる胃腸に効いたり、 抗がん作用のある成分が含まれています。
エキナセア
■ エキナセアとは
北米原産のハーブで、免疫力を高め、感染症に効果があり、欧米では広く利用されています。
風邪やインフルエンザのひきはじめに摂取すると有効です。
ハーブ自体を入手することは一般的ではないそうです。これに由来したサプリメントなどを利用することが効率的です。 比較的安全性の高いハーブであり、通常の利用では、特に問題となる副作用は認められていないです。
■ エキナセアを多く摂取すると
胃腸の不快感、肝機能障害の可能性
エゾウコギ
■ エゾウコギとは
エゾウコギは高麗ニンジンなどと同じウコギ科に属する植物で、
エゾウコギの主要成分は、ステロール、クマリン、フラボノイドなどです。
これらが働いて、代謝促進や疲労回復、強壮、食欲増進、精神安定、集中力向上、ストレス・病気・ アルコールなどに対する抵抗力などの効果があります。特に男性の性機能の、回復と強化に顕著な効果があるといわれています。血圧調整、 血液循環の改善、さらにガン予防など効果があります。
サプリメントは、根や茎から抽出したエキスを濃縮したものや、お茶などもあります。
エフェドラ
■ エフェドラとは
エフェドラとは、漢方薬、東洋医学で、気管支ぜんそくや気管支炎などに対して、利用されてきた
「麻黄」のことです。おもな有効成分はエフェドリンとうアルカロイド類です。
交感神経系の働きを高める作用があり、血管収縮、心拍数増加、血圧上昇などの効果があります。気管支拡張としての治療や鼻炎、 鼻閉の治療、咳止めに用いられます。
ただし、エフェドラは即効性があるかわりに、副作用も強いため、腎疾患患者、心疾患、 高血圧等のかたは使用しないで下さい。
エリスリトール
■ エリスリトールとは
エリスリトールとは、ブドウ糖を原料として酵母による発酵法でつくられる糖アルコールです。生体内で代謝されず、
ほとんど尿として排出されます。最もカロリー値の低い糖質甘味料なのです。
溶解時に吸熱作用があるために、清涼感のあるお菓子などにしようされています。血糖値を上昇させないという利点があり、 ダイエット食への利用がすすめられています。
砂糖と比べて、虫歯を発生させる口内細菌や乳酸菌の増加を抑える効果もあると言われています。。
オリーブリーフ
■ オリーブリーフとは
オリーブリーフ(オリーブの葉)は、地中海沿岸諸国で古来より、食用および薬用に用いられていました。
有効成分として、テルペン類やフラボノイド類などの抗酸化成分が含まれていて、オリーブリーフ特有の成分としては、オレユロペンがあります。
効果効能としては、抗酸化作用による、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防と改善があります。
ただし、短期間では効果が出にくいので、継続した利用が必要です。一般的に特に問題となる健康被害や副作用は知られていないです。
オリゴ糖
■ オリゴ糖とは
腸の中で消化吸収をバックアップする善玉菌の代表が、乳酸菌の一種であるビフィズス菌です。
オリゴ糖は消化されることなく大腸まで到達します。ビフィズス菌の栄養源となって吸収されるため、 善玉菌の活動と増殖を助けて腸内環境をよくする働きがあります。
オリゴ糖の甘さは砂糖の約十分の一しかないため加工食品に使われています。
オレガノ
■ オレガノとは
オレガノはシソ科ハナハッカの多年草で、地中海沿岸が原産です。
トマトとの相性がよく、トマトソースには欠かせないハーブです。口臭消しや歯磨き剤などに使われています。
主成分はメントールです。殺菌、解毒、強壮、鎮静、鎮咳、浄血効果があります。胃液の分泌を促して消化を助けます。 ハーブティーを冷ましたものは、口内炎や舌の病気に対するうがい薬としても使われています。
亜鉛
■ 亜鉛とは
亜鉛は、遺伝子が活動するために欠かせないミネラルで、味覚を正常に保つ働きと、皮膚や粘膜の健康維持を助ける効果があります。また、
たんぱく質やホルモン合成などの多くの代謝に関わっています。
偏った食事をしていると、亜鉛不足が原因の味覚障害になる可能性があり、特に若い女性の亜鉛不足が懸念されています。
■ 亜鉛が不足すると
味覚障害、免疫力低下、ホルモン生成の低下、皮膚炎、うつ病
■ 亜鉛を多く摂取すると
銅の吸収を阻害する
花粉
■ 花粉とは
ミツバチが花の蜜を吸いながら集めたものが花粉です。蜜や唾液で丸めて巣に運び、働きバチのえさになります。
含有するビタミンは、ビタミンCのほかにB群が多く、なかでも美肌のビタミンともいわれるB2が豊富に含まれています。
ミネラルはカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など。
ほかにも核酸や酵素を含み、これら豊富な栄養素から、花粉は欧米で「パーフェクトフーズ」と呼ばれています。
大麦若葉エキス
■ 大麦若葉エキスとは
大麦若葉エキスは、生命力の強い大麦の新芽を摘み取って有効成分を抽出し、精製したものです。
大麦若葉エキスは、緑黄色野菜と比べてもさらに多くのビタミンやミネラル、酵素などを含むので、 近年特に注目をあつめているサプリメントです。
大麦若葉エキスに含まれる葉緑素は、コレステロール値を下げ血栓を防ぐ、血圧を低下させる、貧血の改善、解毒、整腸などの効果があり、 カリウムは血圧の上昇を防ぎ、マグネシウムは骨の正常な代謝促進します。
鳥骨鶏
■ 鳥骨鶏とは
烏骨鶏は、中国4000年の歴史に育まれました。
『走る漢方薬』として一部の人のみに独占され食されていたのです。
特に100個の卵よりわずか数グラム程度しか取れない烏骨鶏の卵黄油は『妙薬』『秘薬』 として重宝され、悠久の時を超えて受け継がれています。
科学的には血液中のコレステロールを取り除く、リノール酸、EPAやDHA、レシチンが含まれています。
■ 鳥骨鶏の1日の所要量
成人男性、女性 50g
栄養成分からみるサプリメント栄養辞典
| 花粉 | オレガノ | オリゴ糖 | オリーブリーフ | 大麦若葉エキス | L-カルニチン | エリスリトール | エフェドラ | エゾウコギ | エキナセア | ウコン | 鳥骨鶏 | EPA | イチョウ葉エキス | アロエ | アルファリポ酸 | アミノ酸 | アセロラ | アガリスク | 亜鉛