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サプリメント栄養素:は行のサプリメント

ハナビラタケ

ハナビラタケとは
ハナビラタケ(花びら茸)とは、ハナビラタケ科に属するきのこで、関東以北の標高1千m以上の高地に自生しています。

しかし、自生している量が少なく発見されにくいことから「幻のきのこ」と言われています。

ハナビラタケには抗ガン作用や免疫力を高めるベータグルカンが豊富に含まれ、その含有量はアガリス
の約4倍あります。

バナジウム

バナジウムとは
バナジウムは、1830年に発見された元素記号23番の金属で、カルシウムやマグネシウムなどと同じ必須ミネラルの一つです。

血糖値や中性脂肪を下げる効果が指摘され、最近では特に注目を集めています。

超微量元素で、天然のミネラルウオーターなどに含有しています。

バラの花エキス

バラの花エキスとは
バラの花エキスは、野生種のバラの花びらを加熱抽出した成分です。

タンニン類に属するポリフェノールの一種、オイゲニインなどの有効成分が含まれています。

バラの花エキスとして市販されているものを用いるのが一般的です。

甜茶やシソと実油などと併用するのが効果的です。

バレリアン

バレリアンとは
バレリアンとは、和名で「セイヨウカノコソウ」と言うそうです。

欧米で不眠症に対してよく用いられているハーブです。

ハーブそのものを入手するのは難しいので、これに由来したサプリメントなどを用いることが一般的です。

パントテン酸(ビタミンB5)

パントテン酸(ビタミンB5)とは

パントテン酸は、水にとける水溶性ビタミンのひとつで、食べ物の中の脂質、糖質、 たんぱく質の代謝に関与して、エネルギーを作る働きをします。また、パントテン酸は、 皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きも担っています。

化学化合物に対する解毒作用があるとされていて、体内でストレスに対処するホルモンをつくる副腎の働きを助けるともいわれます。

パントテン酸の名前の由来は、「広くどこにでもある」という意味であるといわれています。 その言葉通り動植物食品に広く含まれています。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸は、皮膚や軟骨、関節液などの体の組織に存在するムコ多糖類(ねばねばした物質)の一種です。

優れた保水機能があり、肌組織の水分、潤滑性、柔軟性の保持に役立っています。

ヒアルロン酸は年齢を重ねるにつれて体内から減少していきます。

年を重ねるにつれて、皮膚のみずみずしさが失われるのはこのためです。

ヒアルロン酸を体の外から効果的に摂取し、補うことで、皮膚の保湿力を高め、潤いとハリのある若々しい美肌づくりをサポートすることができます。

ビール酵母

ビール酵母とは
ビール酵母とは、ビールを製造する過程でアルコール発酵を行う酵母(微生物)です。

アミノ酸やビタミンB群、各種ミネラル類、食物繊維などをバランスよく含むため、栄養補給や滋養強壮に利用されてきました。

また、ダイエットにも効くということで、一時期ブームになり、耳に残った方もいるのではないでしょうか。

ビール酵母からに苦味成分やアルコール分を除き、乾燥させて粉末状にしたものがサプリメントとして利用されています。

ビール酵母の成分は、50%がタンパク質、アミノ酸、30%が食物繊維、他ビタミンB群、各種ミネラルとなっています。

ビオチン(ビタミンH)

ビオチン(ビタミンH)とは

ビオチン(ビタミンH)は、水溶性ビタミンで、別名ビタミンHとも呼ばれます。

肪酸やコレステロールの代謝をしながらエネルギーを作り出す働きをして、血糖値の維持、髪や皮膚の維持、 貧血予防にも効果があると言われています。

また、ビオチンはアレルギーを引き起こすとされるヒスタミンを体外に排出する働きがあるとされ、 アトピー性皮膚炎にも効果があると注目を浴びています。

ビタミンA

■ ビタミンAとは

ビタミンAは、動物性の食べ物に多く含まれていて、脂に溶けやすいビタミンに分類されます。体の成長や目、 皮膚の健康に欠かせないビタミンで、免疫力を保つのにも欠かせないビタミンです

■ ビタミンAが不足すると
夜盲症(暗いところでものが見えにくくなる)、肌のかさつき、にきび、吹き出物、下痢、風邪をひきやすくなる

■ ビタミンAを多く摂取すると
頭痛、吐き気、胎児の異常発育

ビタミンB1

ビタミンB1とは

でんぷんなどの炭水化物を分解してエネルギーを取り出す際に必要なビタミンが『ビタミンB1』です。

ビタミンB1が含まれている食品は、豚肉、米ぬか、ゴマがあり、不足すると力がわかずに疲れやすくなります。また、 脚気になることもあるので、お酒を多量に飲む人は特に、吸収率が低下しますので、意識して摂取を心がけてしたほうが良いでしょう。

ビタミンB1は熱に弱いため、調理をするとかなりの量が消失してしまいます。

ビタミンB2

ビタミンB2とは

ビタミンB2は、体の成長を促進し、健康な皮膚、髪、つめを作る際に必要になるビタミンです。 また脂肪を分解してエネルギーに変える効果もあり、糖質の代謝にも関係しています。

また、ビタミンB2は、酸や熱に強い性質を持っていますが、強い光やアルカリによって破壊されるという特徴があります。

ビタミンB2が不足すると
口内炎、口角炎、目の充血、角膜炎

ビタミンB3

ビタミンB3とは

ビタミンB3とは、いわゆるナイアシンのことでいまは言わない言い方です。 炭水化物や脂肪を分解してエネルギーを取り出すビタミンです。(コレステロールと中性脂肪を減らす助けをする。)
また、アルコールや二日酔いの元になるアセトアルデヒドを分解しますので、お酒を飲む方はナイアシン不足に気をつけないと悪酔いします。

ビタミンB3が不足すると
ひどい皮膚炎、口臭、下痢、神経過敏、神経質、皮膚のトラブルなどが発症します

ビタミンB6

ビタミンB6とは

ビタミンB6とは、アミノ酸代謝に必要なビタミンで、食生活の欧米化に伴い、タンパク質の摂取が増えている現状では、 ビタミンB6は日本人にとって必要性が増しているビタミンの一つです。
ビタミンB6は、たんぱく質の代謝を促し、神経の働きを安定させます。(欠乏するとうつ病や、無気力、貧血の原因になります。) たんぱく質成分であるアミノ酸の合成や、たんぱく質の分解を促す酵素の補酵素としても働きます。

ビタミンB6が不足すると

ビタミンC

ビタミンCとは

ビタミンCは、美容のためのビタミンとして有名で、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつです。また、 ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持っています。

体の細胞を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのにかかわっています。また、 病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強める働きのほか、ホルモンをつくったり、鉄の吸収をよくしたり、シミ、そばかすの原因 (メラニン色素)を抑えたりもします。

ビタミンD

■ ビタミンDとは

ビタミンDは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつで、カルシウムやリンの吸収を促し、骨や歯にカルシウム、 リンを沈着させる働きをします。

また、ビタミンDの補給には、食べ物から摂取する(ビタミンD2)方法と、人間の皮膚内での自己生成(ビタミンD3) する方法があります。

自己生成は、紫外線により体内のプロビタミンDがビタミンDへ変換することで摂取することができます。


■ ビタミンDが不足すると
カルシウム不足によるくる病、骨そしょう症

ビタミンE

ビタミンEとは

ビタミンEは、がんを防ぎ老化を抑制することで有名な脂溶性ビタミンです。老化の原因と考えられて
いる過酸化脂質がつくられるのを妨げる働きがあります。

また、ビタミンEは妊娠・出産と関係が深く、特に妊娠期・授乳期には不足させないように注意することが必要です。

ビタミンCと一緒に摂取すると、ビタミンCがビタミンEの抗酸化作用を高めるのでなおがんや老化の抑制に効果があります。

ビタミンK

ビタミンKとは

ビタミンKは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつで、食べ物から摂取するビタミンKと、 体内の腸内細菌が合成したビタミンKの両方を利用しています。

ビタミンKは通常体内で血液が不必要に固まるのを防ぎ、出血時には血液を固めて止血するように、 うまくバランスをとる働きをしています。

また、ビタミンKは健康な骨の維持に不可欠で、骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成をうながす効果があります。このため、 ビタミンKは骨粗しょう症の治療薬としても認められています。

ビタミンKが不足すると
乳児の出血症、出血傾向、血液凝固遅延

 

ピクノジェノール

ピクノジェノールとは
ピクノジェノールとは、フランス南西部に自生する「フランス海岸松」という松の樹皮から抽出された成分です。

フラボノイド類が有効成分で、優れた抗酸化作用を発揮します。

ピクノジェノールに含まれる植物由来の成分に対して、アレルギー症状や過敏症があらわれることがあります。

ただし、一般には特に問題となる副作用、健康被害などは知られていないようです。

フィーバーフュー

フィーバーフューとは
フィーバーフューとは、欧米の代替医療として何世紀にもわたって利用されてきた伝統的なハーブです。

現在では特に慢性的な偏頭痛の予防のために利用されていて、比較的安全性の高いサプリメントです。

葉に存在する「セスキルペン・ラクトン類」が有効成分です。

フコイダン

フコイダンとは
フコイダンは、海草の表面にある独特のヌルヌルした成分です。

食物繊維の一種ですが、海草の中でも昆布、ワカメ、モズク、ヒジキなど褐藻類と呼ばれる種類にだけ含まれている成分です。

フラバンジェノール

フラバンジェノールとは
フラバンジェノールとは、フランス南西部に育つ海岸松の樹皮を原料とした抽出物です。

主成分はOPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)というポリフェノールの一種です。

食品からの摂取は難しいので、これに由来したお茶やサプリメントをとるのが一般的です。

フラボノイド

フラボノイドとは
フラボノイドは一定の化学構造をもつ成分の総称で、植物の葉や茎、幹などに含まれ、現在まで4000種類以上が発見されています。

構造の違いによってフラボノール類、フラボン類、カテキン類、フラバノン類、アントシアニン類、イソフ
ラボン類などに分けられます。

共通した特徴は強い抗酸化作用があることです。

ブラックコホシュ

ブラックコホシュとは
ブラックコホシュとは、北アメリカ原産のキンポウゲ科サラシナショウマ属のハーブです。

更年期障害に伴う諸症状や月経不順を改善するハーブとして知られています。

根に含まれる成分がサプリメントとして利用されて、有効成分として、テルペン類やタンニンなどがあります。

更年期障害としてのほてりや発汗、月経前緊張症などの効果があります。

女性ホルモンであるエストロゲンと同様の成分を認めたのする研究もありますが、詳細な作用メカニズムはまだ明らかになっていません。

ブルーベリー

ブルーベリーとは
ブルーベリーが健康食品として注目されるようになったのは、目にいいことがわかってきたからです。

網膜に含まれるロドプシンという物質に、ブルーベリーの色素成分アントシアニン(ポリフェノールの一種)が作用するからだといわれています。

ロドプシンは視力を保つ重要な物資です。

さらに、ブルーベリーに含まれているクロロゲン酸には、高い抗酸化作用が確認されています。

プエラリア・ミリフィカ

プエラリア・ミリフィカとは
プエラリア・ミリフィカとは、タイ、ミャンマー北部原産のマメ科クズ属の植物です。

女性ホルモンと同じような働きをする植物エストロゲンが含まれています。

タイでは女性の豊胸、美肌効果のあるハーブといわれています。

女性特有の症状への効果も目的に利用されているそうです。

プラセンタエキス

プラセンタエキスとは
哺乳類の胎盤には、子供の発育に必要な栄養素が豊富に含まれています。

ここに注目して胎盤からエキスを抽出したのがプラセンタエキスなのです。

現在、健康食品で使われているのはヒト以外の安全な胎盤で、ヒトの胎盤は医薬品に使われています。

各種ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸などの栄養分がバランスよく豊富に含まれ、滋養強壮に役立ちます。

プルーン

プルーンとは
プルーンとは西洋スモモのことで、古くローマ時代から薬用として用いられてきた果実です。

主成分の水溶性食物繊維ペクチンの働きにより、整腸作用があるため便秘が改善される効果があります。

また、豊富に含まれるビタミンAが目の網膜機能を高め、眼病一般の予防、症状の改善さらには皮膚の乾燥や角質化を防ぐ働きがあり、うるおいのある肌を保ちます。

また、同じく多量に含まれるポリフェノール類は生活習慣病やガンの予防効果が期待できます。

プロテイン

プロテインとは

プロテインとは、たんぱく質のことで、身体の細胞を作る基になり、ダイエットで新陳代謝を上げた時にも必要な成分です。 たんぱく質は英語で「プロテイン」といいますが、これはギリシア語で「第一」という意味の言葉から生まれたもので、筋肉、骨、 血液などすべての細胞の素材になっています。

プロテインが不足すると
体力の低下、脳の働きが鈍る、記憶力や思考力が減退する

プロポリス

プロポリスとは
プロポリスとは、ミツバチが集めた植物成分に、ミツバチの分泌物が合わさって作られたものです。

プロポリスには、有効成分フラボノイドやアミノ酸、ミネラルなどの天然成分が多種多様に含まれています。

強い殺菌作用および抗酸化作用を持っていて、ミツバチは巣の壁に塗ることで、腐敗や微生物の害から、巣の内部を守っているといわれています。

その優れた抗酸化、抗菌・抗ウイルス作用から「天然の抗生物質」とも呼ばれています。

ベニバナ油

ベニバナ油とは
ベニバナは、キク科の1〜2年草で、別名サフラワーと呼ばれ、食品や化粧品、染料などに使われています。

ベニバナの花にはカルタン、リグランという成分が含まれ、血液の流れをスムーズにする作用があります。

脂質なのでとりすぎには注意しましょう。

ペプチド類

ペプチド類とは
体内に入ったタンパク質はそのままでは吸収されにくいので、消化管内でアミノ酸に分解されます。

その分解の過程でできるアミノ酸の結合体がペプチドなのです。

ペプチドは消化吸収が速く、病中、病後など体力が低下しているときでも栄養素がスムーズに体内に吸収されるという特徴があります。

ペプチドは種類によって作用が違いますが、ラクトトリペプチドは、血圧の上昇を抑えるという作用があります。

また、いわしから生成されるサーデンペプチドやかつお節オリゴペプチドも同様の作用があります。

ホスファチジルセリン

ホスファチジルセリンとは
ホスファチジルセリン(PS)はリン脂質(レシチン)の一種で、細胞膜を構成する重要な成分です。

また神経細胞にとっても欠かせない成分だと言えます。

ホスファチジルセリンは、加齢に伴って生じる神経伝達障害、代謝減退、脳内での神経接合の脱落により起こる記憶、判断、思考、集中力や平衡感覚などの低下に対し、脳の栄養素として働き、修復や改善するといった効果があるのです。

ホスファチジルセリンの効果効能に関する研究から、記憶、判断、集中力の著しい向上、不眠や無感動、自閉的な症状の改善などが報告されています。

ポリフェノール

ポリフェノールとは
ポリフェノールとは、光合成によってできた色素や苦味成分です。

非常に高い抗酸化作用を発揮する成分として知られており、五大栄養素や食物繊維に次ぐ、第七の栄養素として注目されています。

一口にポリフェノールといっても、約4,000種類あるといわれており、例えばお茶のカテキン、そばのルチン、コーヒーのクロロゲン酸などもすべてポリファノールの一種なのです。

カテキンは殺菌作用、ルチンは毛細血管を強化する効果、クロロゲン酸は発ガン性物質の除去作用を持っています。

紅麹(ベニコウジ)

紅麹とは
紅麹は、発酵させるときの菌にモナスカス属の糸状菌を用いた赤色の麹のことです。

中国では昔から血液の循環をよくし、内臓を強くする薬として珍重され、紹興酒を作る時にも利用されてきました。

近年、紅麹のコレステロール値を下げる効果が発見され、日本でも注目されるようになりました。

紅麹に含まれるスタンチンにはさらに悪玉コレステロールだけを減少させる効果があることがわかっています。

紅麹のほかの有効成分としてはγーアミノ酪酸があり、血圧を下げる働きがあります。

梅肉エキス

梅肉エキスとは
まだ青い梅の実をしぼり、長時間煮つめてペースト状にしたものが梅肉エキスです。

梅肉エキスには、クエン酸、リンゴ酸、カテキン酸、ピクリン酸などの有機酸が豊富に含まれ、新陳代謝を活発にするなど、さまざまな効果を発揮します。

葉酸(ビタミンM)

葉酸(ビタミンM)とは

葉酸は、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、赤血球の形成を助けるビタミンです。 ビタミンB12 とともに血液をつくります。

また、葉酸は胎児の発育に不可欠な栄養素であり、 特に妊娠中や授乳期の女性の血清中の葉酸は優先的に胎盤や胎児へ運ばれるため、 葉酸の必要量が増大します。 (妊娠中の方は意識して葉酸を摂取するように心がけた方がよいでしょう。)

妊娠初期の女性が十分な葉酸の摂取をすることによって、 胎児の神経管の発育不全を予防する効果がみられたという報告もあります。

 




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