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サプリメント栄養素:さ行のサプリメント

サイリウム

サイリウムとは
サイリウムはオオバコ科の植物で、地中海地域やインドで主に栽培されています。

種子は薄くて白い半透明の膜で覆われており、この膜がハスク(外皮)と言います。

ハスクには食物繊維が豊富に含まれており、食品として利用されています。

サイリウム種皮は腸のぜん動運動を活発にして便の量をふやすため、整腸作用にすぐれています。

水分を吸収すると、約40倍に膨張することから、満腹感を得られるのでダイエットにも効果があります。

サメ軟骨

サメ軟骨とは
サメ軟骨の代表は中華料理に使われるフカヒレです。

古来中国では不老長寿の料理として、珍重されてきた食材です。

40%がタンパク質、5〜20%がグリコサミノグリカン(コンドロイチンなど)で構成されています。

食品として摂取するより、サプリメントで代用するほうが効率的です。

サラシア・オブランガ

サラシア・オブランガとは
サラシア・オブランガは、インドやスリランカなど亜熱帯地域に自生するニシシギ科の植物です。

最近の研究で、サラシア・オブランガには「サラシノール」という有効成分があり、これが血糖値が上がるのを防ぐ効果があることがわかってきました。

サラシノールには糖質をブドウ糖にかえる酵素の働きを阻害する働きがあり、糖質の吸収が抑制されるため、血糖値も上がらないとう仕組みです。

吸収されなかった糖質は、腸内で善玉菌の栄養になったり、便として体外に排出されます。

システイン

システインとは
システインは美容に役立つ成分として、注目されています。

システインとは、本来は体内に存在するアミノ酸の一種で、メラニンの生成を抑制、排泄促進、淡色化するなどの働きがある成分です。

皮膚のケラチン質に存在し、爪、肌、髪の主要な構成要素になっています。

サプリメントからの摂取が効率的です。

シソの実油

シソの実油とは
シソの実油は、シソ科の植物の種子から採取された脂質成分で、これに由来したサプリメントなどが利用されています。

シソの実油の主成分は、多価不飽和脂肪酸であるαーリノレン酸です。

これはアレルギー作用を抑えるうえで、効果を発揮します。

シャンピニオンエキス

シャンピニオンエキスとは
シャンピニオンエキスは、マッシュルームに含まれる成分で、体の生理機能を活性化させ、消臭効果もあることが最近明らかになりました。

シャンピニオネキスは、腸内環境を整え、毒素の生成を抑制します。

スクワラン

スクワランとは
スクワランとは、深海ザメから採ったサメの肝油のことです。

なかでもアイザメの肝油は良質です。

新陳代謝を活発にし、表皮細胞にしみこみやすいので、乾燥した肌に潤いを与えます。

その無色無臭の特質を生かし、化粧品や水虫薬、皮膚病の薬にも使われています。

スクワランは臓器の機能を助けるといわれています。

スッポンエキス

スッポンエキスとは
淡水に住むカメの仲間であるスッポンは、中国では昔から滋養強壮に効果があるとして珍重されてきました。

ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれ、疲労や気力の回復に効果があります。

スピルリナ

スピルリナとは
スピルリナとは、食用の藻の一種です。

特にタンパク質が60〜70%と豊富に含まれていることが特徴です。

鉄分は、レバーより多く含んでいるほか、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、コバルト、亜鉛、セレンなどの微量要素も含まれています。

スピルリンは供給源としては限られているので、これに由来したサプリメントなどを摂取するほうが効果的といえます。

セサミン

セサミンとは
セサミンは、ゴマに含まれる抗酸化成分ゴマリグナン類の一つです。

強い抗酸化作用があることで知られています。

セサミンの効果効能は、肝臓まで届いて肝臓機能を高めるのが特徴です。

アルコール類の分解も助けるので、お酒を飲むときにもおすすめです。

韓国の女性の肌がきれいなのは、ゴマを多く食べるからだといわれ、その点でも美肌効果抜群のセサミンが有効です。

セレン

セレンとは

セレンは、ビタミンEと同様に活性酸素を除去する作用があり、酸化・老化を防ぐ効果があります。 またセレンはビタミンCやビタミンEと一緒に摂取するとるとがんの抑制効果が強くなるというのも特徴のひとつです。


セレンが不足すると
育不全、老化、すい臓・肝臓機能の低下、生殖能力低下、不妊症

セレンを多く摂取すると
肝硬変、胃腸障害、むくみ、肌荒れ

セントジョーンズワート

セントジョーンズワートとは
別名西洋オトギリ草と呼ばれ、欧米ではサプリメントや医薬品の原料として使われてきました。

抗うつ剤と同様の作用があり、副作用もほとんどないと言われています。

セントジョーンズワートには、ヒペリシンといった成分が含まれ、抗うつ作用のほか、不眠症やイライラの解消に有効とされています。

植物ステロール

植物ステロールとは
植物ステロールとは、果物、野菜、植物油、ナッツ、穀物に含まれているステロールという成分の総称です。

植物ステロールの効果効能の一つ目は、コレステロールを体内に吸収されにくくすることです。

吸収を阻害されたコレステロールは、便となって体外に排出されます。

その結果、血中の悪玉LDLコレステロールを低下させます。

二つ目は免疫機能を高める働きです。

ナチュラルキラー細胞に働きかけて細菌に感染した細胞を死滅させる働きを強めてくれます。

例えばガンに侵された細胞の進行を抑制する効果が期待できます。

食物繊維

食物繊維とは
食物繊維とは、人の消化酵素で消化されない食品中の難消化成分の総体と定義されています。

食物繊維は、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維とに分類されます。

最近では五大栄養素(タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル)に続く第6の栄養素として重視されています。




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